ヨガを始めた時、「何でこんなに背骨ばっかりグネグネ動かすの?」と疑問に感じたのを覚えています。チャクラに関する知識も皆無でした。
当時の私が知りたかったチャクラのことを、この記事ではまとめています。かなりボリュームがありますが、何か気づきがあれば嬉しいなと思います。
Contents
チャクラとは何か?
チャクラの定義
チャクラとは、『生命エネルギーを受信、吸収、送信するエネルギーセンター』です。チャクラは、サンスクリット語で『車輪』や『円盤』という意味で、心と体が交わる重要なポイントを表しています。
チャクラは、様々なレベルのエネルギーセンターへの出入り口と言えます。
このチャクラを通じて、純粋意識(創造主、神、全てなるもの、宇宙)のエネルギーが、あなたに届きます。そして、あなたが何を発するかで、何を受信するかが決まるのです。
7つのチャクラが開いたら?
7つのチャクラは、あなたを開拓されていない意識の領域や、無限の可能性へと導いてくれます
7つのチャクラが振動するとき、天と地、心と体、スピリチュアルと物質、過去と未来をつなぐ『虹色の橋』が作られると言われています。
チャクラを閉じたままししておくことは、タイヤのない車に乗っているようなイメージです。行きたい場所にいけません。
チャクラは、私たちが分離から統合、ワンネスへと向かうために必要なのです。
チャクラの種類まとめ(簡単に)
チャクラ 第1チャクラ 第2チャクラ 第3チャクラ 第4チャクラ シンボル もたらすもの グラウンディング
持つこと
存在することセクシュアリティ
喜び
感じること意志の力
行動を起こすこと平和
愛すること色 赤 オレンジ 黄色 緑 キーワード 基盤、やること全ての源 生命力、感情、欲求 自己実現 無償の愛、永遠の愛 場所 会陰部(肛門と生殖器の間)、脊髄の基底部 下腹部、生殖器、子宮 みぞおちの辺り 胸の中央 アロマ ヒマラヤスギ、シダーウッド、パチュリ、ミルラ ローズ、イランイラン サンダルウッド、シナモン、ジュニパー ラベンダー、ジャスミン、マジョラム パワーストーン ルビー、ガーネット、ヘマタイト 珊瑚、カーネリアン、ムーンストーン 琥珀、トパーズ、アパタイト、サンストーン エメラルド、トルマリン、翡翠 惑星 地球、土星 月 火星、太陽 金星 ヨガ流派 ハタ タントラ カルマ バクティ
チャクラ 第5チャクラ 第6チャクラ 第7チャクラ シンボル もたらすもの 創造力
話すこと
聞いてもらうこと想像力
直感力
見ること至福 色 明るい青 藍色 紫、白 キーワード コミュニケーション
創造性ビジョン 霊性、スピリチュアル 場所 喉 眉間の少し上 頭のてっぺん アロマ 乳香、ベンゾイン、ティーツリー、ユーカリ ローズマリー、ジュニパー、イモーテル フランキンセンス、蓮、ローズウッド、ラベンダー パワーストーン ターコイズ ラピスラズリ、クオーツ ダイヤモンド、アメジスト 惑星 水星 木星、海王星 天王星 ヨガ流派 マントラ ヤントラ ジュナーニャ、瞑想
第1チャクラ:ムーラダーラ(基盤のチャクラ)
第1チャクラは、7つのチャクラの基盤になる重要なチャクラです。骨盤の底にあり、体、健康、生存、物質的な豊さなど、本能的な欲求を現実化させる能力に関係しています。
第1チャクラの目的は、あらゆる安定した土台をつくることです。
そのため、第1チャクラを活性化させてから他のチャクラに進まないと、地に足がついていない状態になります。第1チャクラの安心・安定感があるからこそ、さらに高い次元に働きかけることが可能になります。
私たちの身体は、電子機器に似ています。様々なエネルギーを受信したり、送信したりしまするためには、コンセントに差し込まないといけません。これが『グラウンディング』です。
また、仕事は多くの人にとって、生活を支えるグラウンディングの活動です。
グラウンディングはあらゆる基礎を作りますから、医療従事者になりたい人が解剖生理学の基礎を学ぶこと、副業を始める人が、副業に詳しい人にやり方を教えてもらうこともグラウンディングと言えます。
そして、あらゆる状況を利用して、どれだけ時間をかけてでも、グラウンディングを行う価値は十分にあるでしょう。
第1チャクラを活性化させる方法
- 散歩する
- ジョギング
- 子供になった気分で飛び跳ねる(地球とつながります)
- 心地よい運動
- マッサージ(特にフットマッサージが効果的)
- 疲れたら休息する(何もしないでリラックス)
- お風呂でリラックス
- 美味しいものを食べる
- 豆腐、豆類、ナッツ類、卵、乳製品を食べる
- 睡眠、お昼寝
第2チャクラ:スヴァディシュターナ(水のチャクラ)
第2チャクラは、望む人生を創造するために重要なチャクラで、下腹部にあります。創造性は第5チャクラがもたらしますが、その原動力となるのは、この第2チャクラです。
あなたの人生を創造する『種』は、第2チャクラに欠かせない性質である、セクシャリティや感情、快楽、肉体的な感覚にあるのです。
イノベーションの歴史を振り返ってみても、『上司からの命令を受けたエリート』と『好奇心に突き動かされた起業家』では多くの場合、前者が負けています。
本来であれば、エリートの方が人的資源、物的資源、経済的資源に恵まれていたはずです。
それでも、内側から湧き上がる感情、モチベーション、ワクワクのエネルギーにはかなわないのです。
第2チャクラの目的は、身を任せて流れをつくることです。そのため、第2チャクラは『水のチャクラ』とも呼ばれます。
流れには、ひとつのものを別のものに力強く結びつける力があり、何かを生み出す創造力となります。
第2チャクラを活性化させる方法
- 喜びやワクワクを感じられる活動をする
- お風呂にゆったりとつかる
- 泳ぐ
- 水に浮かぶ
- 水を飲む
- ハーブティーや果汁100%のジュースを飲む
第3チャクラ:マニプーラ(火のチャクラ)
第3チャクラは太陽神経叢(みぞおちの辺り)にある、まさに火のように燃える太陽のチャクラです。
何かをやろうとする熱意、行動、意志、生命力の象徴であり、私たちにエネルギーと力を与えてくれます。
たとえ無気力を感じたとしても、起き上がって動き出せば、血液の流れも良くなり力が湧いてくるように、エネルギーは動くことで、新たなエネルギーを生み出しています。
第3チャクラを活性化させるには、『はっきりとした目的を決めること』です。
向かう場所を強く意識できれば、私たちの力は増しますし、エネルギーがより効果的なものに変わっていきます。
たとえば「今日は仕事をしたくないなぁ…」という気持ち(第2チャクラ)が湧いてきたとしても、意志の力が『より大きな目的・意味』に向けられたなら、そんな感情はどうでも良くなるでしょう。
第2チャクラの感情を、第3チャクラは超越していきます。太陽のように拡大するエネルギーを、あなたは何に使いますか?
第3チャクラを活性化させる方法
- いつもと違うことをやってみる!
- ジョギング(走ることは高いエネルギーを生み出します)
- 腹筋運動
- 笑う
- キャンドルの炎を見つめる
- 太陽の光を浴びる
- スパイシーな料理を食べる
第4チャクラ:アナーハタ(静かなる中心点)
第4チャクラは7つのチャクラの中心点であり、最終目的地にもなっています。あらゆる要素を統合し、バランスを取る、『愛の中心』で、胸の真ん中にあります。
台風の目の中では、雨や風がほとんどないように、7つのチャクラの中心である第4チャクラは、安らぎと静けさがある場所です。
第2チャクラの情熱的な愛とは違い、外側からの刺激に反応するのではなく、自分の中に存在しているものから生じます。そのため、第4チャクラの愛は、無限に続き、永遠に変わることはありません。
また第4チャクラでは、出入りするエネルギーのバランスを保つ必要があります。愛というエネルギーを与えすぎたり、地に足がついていなかったりすると、7つのチャクラのバランスが崩れるからです。
愛は自分自身と調和している状態のことです。
相手にエネルギーを与えるためには、自分自身のエネルギー補給も忘れてはならないでしょう。
第4チャクラを活性化させる方法
- 感謝する(自分自身にも)
- 深い呼吸をする
- 自分と対話する
- 胸を開く
- 胸の周りをマッサージする
- 野菜を食べる
第5チャクラ:ヴィシュッダ(浄化するもの)
第5チャクラは一般的に、喉のチャクラと呼ばれ、音・波動・自己表現・創造性を使ってのコミュニケーションに関係しています。
第5チャクラは、創造性のチャクラです。古いアイデアから新しいものを創り出すこと、聞くこと、話すこと、書くこと、テレパシー、芸術なども含まれます。
第2チャクラは創造性を刺激しますが、実際に形にするには、第3チャクラの意志と、第5チャクラの自己表現が必要です。
また、私たちはチャクラが開いていくにつれて、どんどん抽象的になっていくものです。多くを語らずに、意識に訴えかけるようになります。人間の言葉よりも宇宙の言語が身について、スピリチュアルな情報の経路になるからです。
第5チャクラを活性化させる方法
- 首を回してほぐす
- 音楽を聞く
- 歌う
- マントラを唱える
- 踊る
- フルーツを食べる(素早く上位チャクラに向かうエネルギーを解放できます)
第6チャクラ:アージュニャー(見るもの)
第6チャクラは眉間の少し上にあり、ビジョン、透視、直感、想像力を象徴しています。また、第3の目とも関係のあるチャクラです。
第6チャクラは、時間を超えていくので、過去にも未来にもアクセスできます。そのため、未来から情報を引き出して作曲したり、小説や脚本、漫画を書いている人もいるのです。
たとえば、「どこかで会ったことがある気がする人」がいたとします。そんなときは、過去の記憶にアクセスして、どこだったかな?と意識をどんどん狭くして、情報を探し出そうとすると思います。
未来の情報にアクセスする場合も同じです。
イメージがやってくるのを待つのではなく、積極的につくりだす必要があります。
精神を一つの目的に集中できるようになれば、より深くみられるようになり、より多くをみて感じとることができるようになります。
第6チャクラを活性化させる方法
- 朝日、夕日を浴びる
- 瞑想
- 想像力を使う
- 直感を信じる
- 断食する
第7チャクラ:サハスラーラ(知るもの)
第7チャクラは頭のてっぺんにあり、宇宙と結び付くチャクラです。
第7チャクラは、サンスクリット語でサハスラーラと呼ばれます。これは、1000倍のと言う意味で、無限に開き続ける蓮の花を表しています。
1000枚の花びらをアンテナのように高次元に伸ばし、宇宙の無限の情報にアクセスできるようになります。
それは、あらゆることを理解し、その意味を見出せる、悟りの意識です。
『意識』というのは、目にすることも、触れることもできませんが、紛れもなく実在していますし、誰もが持っている機能です。
第7チャクラは『内側の次元』にありますから、この世界に入る鍵となるのは『瞑想』です。私たちの脳内では、あらゆる思考が飛び交っていますから、この情報を整理するのに、瞑想が効果的なのです。
瞑想をすると、いくつかの思考に惹きつけられ、新たなアイデアが生まれます。第7チャクラがもたらすアイデアを他のチャクラに流して、現実化していくことになります。
瞑想のやり方はいろいろありますから、まずは試して、自分に合うものを見つけてください。
第7チャクラを活性化させる方法
- 瞑想
- 学ぶこと
- 読書
- 星空を眺める
- 断食する
チャクラを下げて夢を現実へ
ここで、第7チャクラから下降する流れを『家を建てる』に当てはめてみたいなと思います。
エネルギーを第7チャクラまで上げたら、第1チャクラに向かって下げなければなりません。
まず、家を建てるアイデアが頭に浮かんだとします。そうすると「どんな家にしようかな?」とイメージを広げていくと思います。
想像力を使って家の大きさやデザイン、その家にいる自分の姿をイメージするとき、第6チャクラにエネルギーが集まり始めます。
イメージが具体的になると、それを誰かに伝えようとしたり(第5チャクラ)、計画書を作成したりします。そして、さらに必要なものを追加したりバランスを整えていきます。(第4チャクラ )
ここからは、夢やイメージを目に見える形へ、現実化させていきます。『家を建てる』を現実にするには、第3チャクラの意志の力を使います。意志はお金や材料、人材といったエネルギーを特定の目的へと導くものです。
目標を達成するには、エネルギーを第3チャクラに注ぎこみ、何度も繰り返し行動する必要があります。
違う例で言うと、ピアノを弾くのも同じですね。どれだけ才能があったとしても、やはり繰り返し練習は必要でしょう。繰り返すことで、現実化が早まります。
第2チャクラは道具や建築材料をひとつに集めること、最終的に第1チャクラで安定した土地に家を建てることが可能になります。
多くのものをひとつにまとめていくことが大事なのです。アイデアだけなら、沢山の人が同じようなものを、ひらめいています。でも、それをひとつにまとめられる人は少ないのも事実でしょう。
自分はどのチャクラを活性化させる必要があるのか?それが分かれば、望む未来をどんどん創造できるようになるはずです。そして、私たちは統合された意識で、これからの時代を歩んでいけるのだと思います。
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